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Gitanの趣味

ひたすら趣味の道を走っています(ニヤリ)

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ぼくとギター・ブルース、嗚呼ブルース…… 

 久しぶりに、どうしてもフラメンコギターが欲しかった――ってしつこいねえ、どうも(笑)。

 フラメンコギターとは何の関係もないが、以前憂歌団の内田勘太郎氏を間近で見たことがある。もう二十年近く前のことだ。名古屋の小さなライブハウスだった。憂歌団ではなく『有勘』でやって来たのだ。有山淳司と内田勘太郎のコンビだ。両者ともギターの名手だが、間近で内田勘太郎のギターを聴けたことは、いまでも得難い体験だったと思っている。あのころはまだそれほど人も入っていなかった。憂歌団の名前は有名だったし、内田勘太郎のギターも話題だったはずなのに、なぜか客がそれほど多くなかった印象がある。まあ店自体も小さかったし、時代ということもあったのだろう。
 とにかく、間近で見た内田勘太郎のギターは凄かった。あのぼろぼろのチャキで、
「よくもまあこんな音がでるものじゃわい」
 と、白髭の老人風に感心していた。
 その内田勘太郎氏が、
「コピーは苦手だ」
 とこたえているインタビュー記事をどこかで読んだことがある。
 言われてみればそんな感じかもしれないと思う。ブルースといわれるがものすごく独自のギターで、あれだけ個性が強いということは、誰かのコピーというよりも、自分で切り拓いたテクニックなのだろう。もちろん無数のブルースに関するレコード(当時のことですから)は聞いたとは思うが。

 前にタモリと誰かの対談だったと思うが、憂歌団は意外にブルースではないと話し合っている記事を読んだ。まあ、これも曖昧な記憶で、あるいはぼくの勘違いかもしれないが、まあそういう対談があったということを前提に話をすると、ようするに音の使い方とかで、ブルースももちろん含まれているが、流し風の音の使い方があったりと、必ずしもがちがちのブルースではないということだった。しかし、聞いていると、やはりこれ以上はないブルースだというのである。そんな感じの話だったと思う。憂歌団とブルースというかかわりで言うならば、形も真似るが、それよりもよりブルースというジャンルの本質を自分たちのものにしていた、そんな感じなのだろうか。

 ブルースといえば、ロバート・ジョンソンだがレコードを持っている。このレコードを買った当時、ロバート・ジョンソンの顔写真はないといわれていた。だからジャケットには、あのギターを抱えた有名な写真はない。ギターを抱えている、長い指が印象的な写真だ。彼の音楽について言えば、正直聞いていてぼくには辛い。というかブルースに対して、強い思い入れがないからかもしれない――決して嫌いではない――が、なんというか歴史的な遺産を聞いているという意識の方が強く前に出てきて、楽しむという感じではなくなってくる。
 ブルースの関係なら、ライトニン・ホプキンスが断然好きである。理屈抜きにいい。ライトニン・ホプキンスも、何枚かレコードを持っている。もうプレイヤーもなくなってしまい、たちどころに聞けないのが残念だ。

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カテゴリ: 音楽

テーマ: アコギ - ジャンル: 音楽

[edit]

Posted on 2007/04/07 Sat. 05:55    TB: 0    CM: 1

この記事に対するコメント

返事が遅れてすみませんでしたm(__)m。
頑張ってください。

URL | le_gitan #-

2007/04/13 21:41 * 編集 *

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