Gitanの趣味

ひたすら趣味の道を走っています(ニヤリ)

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声の美男子 

 最初にその声を聴いたのは、おそらく『0011ナポレオン・ソロ』のイリヤ・クリヤキン(デヴィッド・マッカラム)の声だったと思う。強く意識したのは、それよりもずっと後、日曜洋画劇場で『怒りの荒野』をみたときだった。主演のジュリアーノ・ジェンマだった。
 虐げられて育った青年が、鍛えられてガンマンに成長していくという物語は、今思えば、安っぽい浪花節的ストーリーだったと思う。ようするにご都合主義とお涙ちょうだいの物語というわけだ。
 しかし、決して嫌いではない。どころか、もう一度見てみたいと思う。ただし条件がある。日本語吹き替え版でジュリアーノ・ジェンマは野沢那智さん、リー・ヴァン・クリーフは納谷悟朗さんでなければならない。
 したがってぼくの野沢那智さんのイメージは、アラン・ドロンよりもジュリアーノ・ジェンマが先行している。あるいはイリヤ・クリヤキンである。マカロニウエスタンの安っぽい物語に、説得力を与えたのは、野沢那智さんや納谷悟朗さんの声の演技力だと、全面的にではないが思っている。
 野沢那智さんをぼくたちは『ノザワナチ』と読んでいるが、実際は『のざわやすとも』さんらしい。訃報が流れたとき、「本名=やすとも」と書いてある記事を目にしたが、知ったのはずっと前、『パックインミュージック』の中だった。
 TBSの深夜放送だった『パック……』のナッチャコパックは大好きでよく聞いていた。愛川欽也さんもパーソナリティを担当していた。その愛川さんが何かの事情で番組を休んだ時、野沢那智さんと白石冬実さんがピンチヒッターでパーソナリティを務めたことがあった。
 その時に、野沢那智さんが自分史を話された。「やすとも」という読み方もそのときにされていた。たいていの人は「ナチ」と読むらしいが、たった一人、学生時代の部活か何かの先輩が、
「これ、《やすとも》と読むのか」
 と、訊ねられたらしい。名前を正しく読んでくれたのは、その人だけだったと野沢那智さん自身が話していた。驚いたのは、野沢那智さんが疎開体験者だったということだ。そんな年の方だったのだとびっくりした覚えがある。当時も晩年も声は若々しく、年齢不詳みたいなところがあった。
 抱腹絶倒だったのは、不良だったころの話だ。当時の不良はマンボズボンをはいていたという発言からすでに時代を感じさせた。不良の仲間と喫茶店でからんだアベックが実は警察官で、補導された話はなんともおまぬけで、今の時代の不良とはずいぶん違う。
 怖かったのはベースを弾いているときにみたというジャズミュージシャンの話だった。愛川欽也さんはドラムがうまかった。野沢那智さんもベースを弾いていた時代があったらしい。その時に目撃した当時のミュージシャンの話は不気味で恐ろしかった。
 ヒロポンが流行したころだった。ヒロポンの買える連中はヒロポンを買うが、それを買うことができない連中は、どぶの水を注射していたという。どぶの水が効くという噂話が広がってそんなことをしたらしい。その姿を見たとき、ミュージシャンの世界から抜けようと思ったと話していた。
 他にもおもいっきり貧乏だった演劇青年時代のこと、離婚したころのこと、あるいはオーディションが苦手でよく落ちていた話など、いろいろと話していた。『もうひとつの別の広場』というパックインミュージック関連の書籍にも興味深い話が書かれていた。
 いずれにしても、もう野沢那智さんの声を聴くことはできない。仕方のないこととは思いつつも、残念で仕方がない。
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Posted on 2010/11/12 Fri. 16:07    TB: 0    CM: 2

この記事に対するコメント

ご冥福を……。

こんばんは。

有名な声優さんがお亡くなりになり、寂しく思います。
私も野沢さんと言えば、ジュリアーノ・ジェンマです。
というか、ジュリアーノ・ジェンマがあっての、野沢さんだったのです。
本当に男前の声でした。

後でわかったことなんですが、子どもの頃よく観ていた「チキチキマシン猛レース」のナレーターもされていたんですね。意外でした。

声のよさは天性のものだと思いますが、きっとそれぞれのキャラクターに合うように声づくりをされていたのだと思います。

当時声優さんは少なかったように聞いていますが、ひとりで何役もされていたのが、技を磨くことになったのだと思います。

ご冥福をお祈りいたします。
ー合掌ー

URL | お夕 #wikz35BA

2010/11/12 23:35 * 編集 *

Re: ご冥福を……。

 コメント、ありがとうございました。お返事が遅れて申し訳りませんでした。お夕さんも、野沢那智さんの声でジュリアーノ・ジェンマの演技をご覧になった方だと知り、誠に心強いです(笑)。

『怒りの荒野』『荒野の一ドル銀貨』『星空の用心棒』等々、野沢那智さんの声でみるジュリアーノ・ジェンマはほんとうによかったです。あの声がなければ、ジュリアーノ・ジェンマの日本での人気は、あれほどまでにならなかったように思います。

 一度、野沢さんの声ではないジュリアーノ・ジェンマを見たことがあります。たしか『山猫』だったともいますが、しっくりとしませんでした。声をあてられた方は、有名な声優さんでしたが、やはり難しかったですね。

 野沢那智さんはラジオで外国人の俳優さんと声が合うか合わないかは、顎の形で最初選ぶというようなことを仰っていたような気がします。え? という感じで驚きました。プロならではの言葉と、いまでも印象に残っています。

 後、アニメで印象に残っているのはやはり『悟空の大冒険』における三蔵法師ですね(笑)。あの怪演はすごかったです。意外なところでは『ビッグX』という手塚アニメで、野沢那智、白石冬実のコンビがチョイ役で出ていました。

 これは下手でした。爆笑もののひどさで、とうのご本人たちが、あまりのひどさに笑い転げておられたのを覚えています。

URL | le_gitan #-

2010/11/15 18:22 * 編集 *

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