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Gitanの趣味

ひたすら趣味の道を走っています(ニヤリ)

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天才と苦労 

 天才ということでなぜか常に思いだしてしまう歴史上の人物がいる。源義経である。ぼくがイメージする義経は、司馬遼太郎氏の作品に登場する義経だ。作品のなかで司馬氏が繰り返し言い続けた言葉、あるいは描き続けたイメージがある。
 義経は天才だった。しかし、決定的に何かが欠けていた。軍事の天才だったというが、政治向きのことがまるでわからなかった。政治音痴だったのだ。結局はそれが破滅へとつながる。義経の生涯には常にある種のわからなさがついてまわった――と、司馬遼太郎氏は書いている。
 トルーマン・カポーティも天才だった。知能指数215(このような数字は現行のアメリカの検査では出ないものらしいが)などといわれるが、算数がまるでできなかった。数学ではない、算数である。家庭教師をつけて勉強をしてもだめだったという。
 天才性というのは代償を要求するものかもしれない。凡人には見えない世界を見ることのできる代償は高くつくのかもしれない。人とは異なる才能を与えられるということは、本人が意識するかしないかは別にして、生きづらいものかもしれない。

 もしかすると、今日は微妙な話になるかもしれない。先日、NHKで《アスペルガー症候群》の特集をやっていた。そういう障碍があることは以前から知っていたが、実際にそういう障碍を抱えて生きている人たちを見たのはそのときがはじめてだった。
 アスペルガー症候群がどういうものか、いまさらいうまでもないとことだと思うのでここでは書かない。ネットで検索をかければ驚くほど大量の情報に出合うはずである。200人に一人くらいの割合でいるといわれているから、知り合いのなかにもいるのかもしれない。
 実際、あの人ちょっと変わってるかな、と思う人は結構いる。それが持って生まれた性格の範囲にはいるのか、それとも発達障害的なものであるのか、明確な線引きはないと特集に登場した医師もいっていた。特に大人の発達障害は判断が難しいという。
 テレビで見た限りでいうと、アスペルガー症候群の人たちは、非常に優秀な人たちという印象を受けた。大学も一流大学を出ておられ、人によっては特定の分野に突出した才能を持っておられた。無責任なことをいうなというお叱りを覚悟でいえば、何から何まで平凡なぼくには、少し羨ましく見えたりもした。
 その特集のなかで紹介された方の一人などは、法律関係の参考書を数式に置き換えて覚え、わずか一週間の勉強で難関の国家試験に合格したという。驚くべき才能だとしか言いようがない。確かに羨ましい。
 もちろん、ご本人たちはそれぞれたいへんな生きにくさを抱えておられ、人間関係で非常に苦労されてきたというから、アスペルガー症候群とともに生きるというのはやはり大変なことなのだろう。
 泉流星さんもアスペルガー症候群とともに生きておられるノンフィクション作家だが、彼女の著作を読み、自分にも思い当たる点が多々あるということで病院を訪ねる人も多いときいた。ほとんどの人は、アスペルガー症候群ではないという。なかには医師に、
「あなたはアスペルガー症候群ではありませんよ」
 と、いわれても納得しない人もいるらしい。
 ビル・ゲイツ、ゴッホ、レオナルド・ダ・ビンチ、トーマス・エジソン、アルバート・アイシュンタイン、果ては織田信長まで、過去現在の天才たちの名前をあげ、この人たちもアスペルガー症候群だったといわれれば、アスペルガー=天才という単純な図式で考えてしまうかもしれない。
 対人関係での困難を抱えても、天才か、そこまで行かなくても優秀でありたいと思う人は案外多いのかもしれない。しかし、NHKの特集で見た当事者の方々は、ほんとうに大変そうだった。
 ぼくは爪先から心まで平凡な、いってみればその他大勢の一人だ。数々の傍証も、お前は平凡な普通の男だと語っている(笑)。そんな平凡なぼくでも、生きていれば対人関係で多少の困難に出会うこともある。けっこう大変なことだ。
 先天的に、社会性、コミュニケーション、想像力に困難を抱えるというのはどれほど大変なことか、それはおそらく想像をはるかに超えたものなのだろう。普通を定義することは難しいが、それでも普通というものがあるとしよう。普通であるということは、実は大変な神様からの送りものなのかもしれない。
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カテゴリ: 日記

テーマ: ひとりごとのようなもの - ジャンル: 日記

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Posted on 2010/05/14 Fri. 22:18    TB: 0    CM: 2

この記事に対するコメント

お邪魔します。

この話については難しいですね。
アスペルガー=天才ではありませんが、天才の動向をチェックするとアスペルガーかも……という人が何人かいるということですね。
でもそれはアスペルガーの人たちの一握りであって、ほとんどの人は誤解されやすい生活を送っていらっしゃると思います。

ただどんな職場にもアスペルガーの人がいて、その人が居ないと「事が進まない」らしいです。
そういえばそうかも……。
あの人いつもテンションが高くて、疲れを知らないけど、あの人が居るから活気づくよね……という感じです。

何はともあれ、いろんな人がいるわけです。
それぞれ存在価値があるわけで、要はそれを適材適所に活かせるか、ですね。

URL | お夕 #wikz35BA

2010/05/16 09:57 * 編集 *

お夕さんへ、コメントありがとうございました。お返事が遅れまして申し訳ありません。

さて、幸か不幸か身の回りにこの人天才? というひとはおりませんが(笑)、変わった人はやっぱりいます。だから、そくアスペルガーということはもちろんありません。それが性格の範囲なのか、もっと別の次元のものなのかは、専門家でも難しいという話はブログで書いたとおりです。

アスペルガー症候群=天才という図式は、ご本人たちにとっても迷惑なことだと思います。最近でこそ、この障碍についての認識が広まっていますが、知られていなかったころは、誤解されてつらい思いをされることが多かったと思います。

本人には自覚のないことも多いと聞きます。人と変わっているといわれてもどこがどう変わっているのかぴんと来ない、そんなこともあると聞きます。ある日突然、あなたはアスペルガー症候群であるといわれて、自分の特性が分かったとしても、だからといって生きづらさが変わるわけでもない。

人はそれぞれちがうのだということは、頭で理解はできても、肌で感じるにはなかなか難しいものだと思います。もっと社会が成熟して、平均と異なる人も物も受け入れる懐の深さがあるというのが、文化国家だと思うのですが。

URL | le_gitan #-

2010/05/19 19:57 * 編集 *

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