Gitanの趣味

ひたすら趣味の道を走っています(ニヤリ)

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巨人 

 松本清張はほとんどあらゆるジャンルを描いた。純文学からはじまり、ミステリー、時代劇、ノンフィクション、古代史――と、この人が手を出さなかったジャンルはなかったのではないか。『神と野獣の日』というSFまで書いている。こうなると、才能とか天才とかいう言葉すら、的を射ていないように思えてくる。
 この『神と野獣の日』については、SFではないという意見もあるようだが、個人的にはSF小説の枠のなかに入れてもいいと思っている。たしか筒井康孝氏もこの作品を、著作『SF入門』のなかでSF小説として紹介していた記憶がある。
 その筆力には、神がかり的なものすら感じる。これはあくまでも個人的な意見だが、戦後文学における最大の巨人は松本清張だと思っている。さらに個人的な意見を続ければ、あの三島由紀夫ですら異能において及ばないと思っている。
 さらに、さらに個人的な意見を続ければ、司馬遼太郎さんも好きな作家だが、やはり松本清張には及ばないと思う。人間力という言葉を作ったのは司馬遼太郎さんだと聞いたことがあるが、それに習ってとりあえず作家力という言葉を作り(もう誰かが作っていると思うが)、比較をすれば、松本清張は司馬遼太郎さんをその作家力において超えていると思う。
 やけくそ気味に個人的な意見をまだ続ける。しかしその松本清張をもってしても、手塚治虫には届かないと思う。それほど手塚治虫は巨大で偉大だった。まるで売れていないがぼくの大好きなある作家は、非常に口が悪い(笑)。その口の悪い作家が手塚治虫について、
「思えばほんとうに偉大な人だった」
 と、書いていたことを覚えている。ぼくはこの意見を全面的に肯定する。
 松本清張という人を、
「われらが希望の星」
 と、紹介したのは黒柳徹子さんだった。『徹子の部屋』にゲストとして登場したときのことだ。学歴もなく、四十歳を過ぎて作家となり、巨大な作品群を生みだした。学歴もなく、立派な家柄に生まれたわけでなくても、ひとかどの人物になれると証明したのだ。確かに希望の星である。
 もちろん、誰でも松本清張になれるわけがないことはわかっている。非常に特殊な、選ばれた人間だという気がする。けた外れの才能と特殊な運を持っていたのだ。選ばれた一億二千万分の一だったのだろう。
 しかし、努力することの大切さやくじけず頑張ることの大切さは、その生き方から学ぶべきかもしれない。松本清張という人は努力した人だった。それは松本清張夫人もいっていた。その言葉は今も覚えている。
「人間、努力だけではだめなんでしょうが、本当によく仕事をした人でした」

 突然、松本清張のことを書き始めたのは、今年が生誕百年にあたるということで、特別番組などを見ることが多くなったからだろう。手塚治虫、黒澤明、松本清張、宮崎駿と同時代に生きられたということは、相当幸せなことだと思う。
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カテゴリ: 読書

テーマ: お気に入りの作家 - ジャンル: 本・雑誌

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Posted on 2009/07/01 Wed. 22:10    TB: 0    CM: 0

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