Gitanの趣味

ひたすら趣味の道を走っています(ニヤリ)

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背中を撃つ! 

 西部劇で相手の背中を撃つ主人公が登場する最初の映画は、『片目のジャック』だと聞いたことがある。本当かどうかは知らない。その前にも、あるいはあったのかもしれないが、ぼくは知らない。監督、主演はマーロン・ブランドだ。
 この話を読んだのはずっと昔、映画関係の雑誌ではなく子供向けの新聞だったような記憶がある。マカロニウエスタンが全盛期か全盛期を過ぎようとしていたころで、アメリカの西部劇とイタリア製の西部劇比較のなかで述べられていた。
 アメリカ製の、というか本家の西部劇の主人公は背中から撃つことを嫌うが、イタリア製の西部劇の主人公は平然と背中を撃つ。そこに大きな違いがある。だから『片目のジャック』という映画の中で、主人公が敵を背中から撃つ場面が話題を呼んだ、というような内容だった。
『片目のジャック』の中で主人公が背中を撃つ場面は、ラストだったと思う。噴水を挟んだ銃撃戦で、主人公は一瞬やられたように見せかけ、相手の背後を取り、そして撃つ。これはまちがいなく、だまし討ちである。相手の背後に回り込み、躊躇いもなく撃つ主人公は、今思い返してみると、当時としては、なるほど衝撃的だったのかもしれない。
 物語の中ほどで、主人公は利き手を潰される。このハンディを、指を紐で縛ることで克服する。ポーカーをしていて、悪党仲間がかつてのように銃を使えなくなった主人公を侮るようなことをいう。怒りを爆発させた主人公が椅子を蹴って立ち上がる。
 印象に残っているのは、背中を撃つ場面よりもこちらの方だ。悪党だが根性がある。ちょっとやそっとではへこたれない。鞭で打たれ、利き手を潰されてもへこたれず、誇り高い。こういう主人公は、善悪を問わず好きである。

 最近の西部劇では背中から撃つことなど当たり前である。というか最近の西部劇は西部劇というよりも、歴史劇である。主人公もリアリティを追及するあまり、神経症的な無法者や、苦悩する若者のアウトローが登場したりする。
『ジェシー・ジェームズの暗殺』という映画はよくできた映画だと思った。この映画に西部劇を期待すると、まちがいなく期待外れに終わると思う。しかし、ある時代を生きた人間像を描いたと思ってみれば、そこそこ行けるかもしれない。
 この映画に登場するジェシー・ジェームズは、確実に心を病んでいる。平然と相手の背中を撃つ。しかもそれは銃撃戦ではなく、怯え、銃に触れることもない相手の背中だ。こういうのをリアリティというのだろう。
 こういう映画があってもいいと思う。これはこれでかなり面白い。アメリカ人になったことがないのでわからないのだが、アメリカ人にとってジェシー・ジェームズはかなりの有名人なのだろう。自国の歴史上の有名人をこういった形で映画化できるというのは、幸せなことのように思える。
 同じころの日本の有名なアウトロー、清水の次郎長をこんなふうに描いた映画というのはなかったように思う。ドラマチックというのなら黒駒の勝蔵という侠客もいる。こちらの方など、実に面白い映画になるのではないか。
 話を西部劇に戻すと、時々、昔ながらの西部劇を見たくなることがある。少し前にジョン・ウェインの片目の保安官が登場する『勇気ある追跡』を見たが、なんとなくほっとした。時々、歴史劇ではない西部劇を見たくなることがある。背中から相手を撃たない主人公が登場する西部劇だ。
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Posted on 2009/06/12 Fri. 22:26    TB: 0    CM: 0

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